2016年06月25日

I Love You Orchestraと早朝ライブ 6月24日@新宿ロフト”朝コア”

どもどもーじめじめしてダニに刺されたのでダニ用殺虫剤まいて寝たら頭クラクラする、か弱気ヤン・フレンジです。

6月24日で7年2ヶ月のお勤めを経て、会社を退社しました!
デザイナーから入社して2年でマーケティングスペシャリストになり、右も左も分からない上に本社も日本支社もまだ土壌がふにゃふにゃの状態から駆け抜け、途中何度もぬかるみで転び、起こしてもらってり、自力で道を拓いたり、仲間と色々こねくりまわしたりねじ伏せたり、ごにょごにょしたり、色々な技を覚えてきました。

そんなこの上なくエキサイティングだった職場をやめ、次の居場所に移動することに相成りました。

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※写真は24日の送別会で宙を舞うヤン。

さて、そんな節目のときに、今脂乗りまくりのジャズパンクバンド、カゲロウの白水悠からメッセージが来まして、「ねえねえヤン姉、来週金曜日新宿ロフトBarでライブしない?朝の7:30」と。

正直この人ほんとにアホなん?と思いましたが、24日といえば自分の最終出社日でもあったので、OKしました。(そしたら実際は出番7時15分っていう。どうでもいいんだけどね、朝の15分の差はでかいわけで…)

I Love You Orchestraはこんなバンドね。めちゃキレキレでかっこいい。アホなのも可愛げとして思えるくらいにかっこいいんですよね(ファンのあなたなら分かると思いますが…)。


で、その日は朝午前4時おきで5時に家を出て会場に6時に着きました!

朝の歌舞伎町はカラスだらけだしクサイし退勤中のきれいなお姉さんとそれに群がるなぞのチャラ男と外国の方々と。。。とにかく闇鍋みたいな景色でした。

ホストの兄ちゃんたちをかきわけてロフトに到着するとスタッフさんはもう来ていてテキパキと働かれていて若干感動。すごい、だれ一人不服そうな人がいない!!朝はえぇよ!って思ってそうな人がいない!とても気持ちのいい現場でした。。。

んで、この日は朝食もついたり、コーヒーもあったり、ほんと新鮮でした。
何よりあの時間に人が集まるって言うのが、もう人生損してた気分にすらなります。自分がぐーぐー寝てる間にリフレッシュしまくりの人種がいるなんて!!これめちゃスッキリして出社できるよなぁ…!

私のライブは1番手で6曲、古ジャズやボサノバも入れつつ、最後は白水君と久々にデュオ(この言葉がなんか恥ずかしい…なんていうんだ、コンビも違うし、、、まあいいか。。。)をしました。変なペイントしたベースをぶりぶりいわしてサウンドを盛り上げてくれました!まあ、しっとりした曲のイントロでしゃべり始めるとか、やっぱりなんなん?アホなん?って思いましたが、まあ、そういえば、そう、それが白水だったな、と遠い目になりました。

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そして私のライブの後はI Love You Orchestra!あのテンション、目がばっちり覚める!個人的にはやっぱトリプルギターって上がるなあ!仲間に入れてほしいくらいでした。メロディアスなんだけど攻めまくりで変拍子が変態っぽくてたまにやさしい。うん、いいね!気になったら是非チェックしてみてくださいませー

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ライブ終了後に越えかけてくださった方々、CD買ってくださった方々本当にありがとうございます!!
オンラインでも買えますんで買えなかったってひとは是非itunesかAmazonなどをチェック!
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ライブしてから出社して送別会して二次会まで行って結局最終日は24時間営業でしたぜ!
さて、次の就業開始までいっちょ充電モードで行くかな!

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退職する会社で学んだことを忘れないようにコーポレートカラーのブルーのブーケと、染まっていないゼロからの出発であるホワイトとつぼみの花束をいただきました。みなさん本当にありがとう。
posted by ヤン・フレンジー at 19:58| Comment(0) | ライブ日記

2016年06月12日

6月11日アニーキー・ア・ゴーゴー&ブラインドミウラストレンジャー(夜のストレンジャーズ)@高津Moby Dick

こんにちは。はだごえどやんふでんじーでづ。(鼻声のヤンフレンジーです)

この土日はたくさんインプットしてアウトプットして曲を着々と粛々と作っております。
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さて、土曜日は高津のMobyDickさんで前回に引き続き、アドー音楽事務所企画へ遊びに行きました。やはり30分くらいで行ける場所っていいですね。とはいえ高津は急行が止まらないので、まんまと溝口まで行ってしまい、もうミラクルです。ワームホールです。

いまいち田園都市線ってよくわかんないです。もう少ししたらパーソナルコンパニオンに「あ、ヤンさん、MobyDick行くんですよね?その電車停まらないっすよ!」って教えてほしいよ。ロボホンでもZenboでもいいから頼むよ。

ASUS Zenboは599ドルです。
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話を元に戻しますと、土曜日はライブを見に行ったわけです。

一番手のブラインドミウラストレンジャーさん。恥ずかしながらお名前は幾度となく拝見し、いろんな方からお話だけは伺っていたのですが、ヤンは初見でした。個人的には夜のストレンジャーズの見た目のイメージが強かったので、ロックンロールじゃかじゃか系かと思いきや、ギターさばきはフィンガースタイルでとっても繊細。そして力強くスモーキーな歌声。骨太な曲から愛猫家らしい優しい曲まで、不器用なやさしさに満ちた、三浦さんの人となりを感じられるライブでした。

思っていたイメージを良い意味でかなり裏切られたのでお酒が進み、ご機嫌な時間を堪能しました!今度バンドのほうも見に行ってみたいですね。ライブ終了後に亜土さんに紹介いただきましたが、三浦さんたぶんシャイでネコ好きな方で、私もシャイでネコ好きなので、勝手に似たところを感じて勝手に共感を覚えました。

あ、フライヤーはこんな感じ。
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さて、後攻はアニーキー・ア・ゴーゴーさん。以前ヤン・フレンジーのイベント「Cat Soup」に出演いただいたこともあり、川崎に住んでいたこともあり、また私が大学時代にカバーバンドをやったこともある、デキシー・タンタスという超絶かっこいいバンドのフロントマンだったということもあり、普通にファンです。

今回のライブでは新曲も織り交ぜつつでしたが、数年ぶりに聴いたその歌は、とっても円熟味を増していて、年齢というか、時間の経過って本当に唄の色を熟成させるんだなーとびっくりしました。大好きな曲、ミドルマンがますますステキでした。そして黄金の翼。このメロディライン、ほんとうに自分の中からは出てこないんだけどぐっと来ます。そしてそして、今回一番腑に落ちた曲はムッシュの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。何を思ったかというのは、かなり偏見に満ちていて割愛します。でも周りにいるほぼすべての男性のことが頭をめぐりました。あと、これは本編ではなくMCですが、北海道での話が壮絶すぎて大爆笑してしまいました。でもアニキやさしいなあ、と感動すら覚えました。

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三浦さんは8月6日に夜のストレンジャーズでワンマンライブをされるそうです。そしてアニキさんのロックなたましい、バンドサウンドで、アニキ節炸裂でありながら、玉虫色のようでいろんな色に見える、不思議なめくるめく飽きないワールドです。要チェック。

ちなみに、ブラインドミウラストレンジャーさんは今回限りで「三浦雅也」と活動名を変えるそうです。名前を変えることで音がどう変わっていくのか楽しみです。

■ヤン・フレンジー次回ライブ-------------------------

Date:2016/7/18(月・祝)
Place:下北沢「レインボー倉庫3」4Fアトリエスペース
Time:Open19:00/Start19:30
Charge 1500円+1ドリンク
URL: http://rainbow.goblinspace.jp

☆クリエイターが集う下北沢のイベントスペースでソロ出演。大人の秘密基地だそうで、初めての場所なのでとてもワクワクして実験しようと思います。詳細は追ってこちらで更新いたします。
posted by ヤン・フレンジー at 23:07| Comment(0) | ライブ日記

2016年06月05日

[音楽人の仕事術]ソフトバンクの「Pepper」を生んだ林要さんの記事(ダイアモンドonline)を読んで

こんにちは。風邪こじらせ系女子のヤンでヤンス。はい、そこ!「女子」の適用可能年齢範囲の定義についてゴニョゴニョ言わない!

もうこれは私たちの手から離れてしまった言葉で、「「すべての女性」に「女子」を使って良い、特に、女子といわれなくなって久しい年代の人たちに使うと、目が生き生き輝きだすので、これでいいのだ」と、メディア様と世間様が雰囲気的に定義付けてしまった今となっては、もはや「新しい生(=意味)」を得てしまったその言葉を誰にもとめることなど出来ないのでアール。それはまるで大学デビューをして変わって行ってしまう、昔は純朴だった友達を無謀にも止めようとするのと同義なり!

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というわけで、改めまして、こんにちは。

私は音楽のことを考えながらも仕事のことも考えていて、同時に「いったいどこへ行きたいんだろう…」と、漠然とした不安をいまだに抱えています。悩める子羊(30代)ね。
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サラリーマンやりながら音楽やる。

ただ、それだけのことなのに、その中身を具体的に考えると、とたんに選択肢は膨大になり、星の数ほどもパターンが出てきます。30越した今からでも行ける場所も多く、いまだに迷いはあるんです。

そしてここ数日は体を壊していたのでさらにその迷いはどんよりとたちこめ、水槽にたらした一滴の墨汁のようにモクモクとくすぶり、以前何かで読んだエントロピー増大の法則のことをぼんやりと思い出しながら...

そんなときにダイアモンドで林要さんの記事を読みました。
http://diamond.jp/articles/-/91807

林さんはいわずもがな、ソフトバンクのPepperの総責任者、もとトヨタのF1プロジェクトをも指揮していた方。まあ、凡庸で文系なヤンとは雲泥の差がある輝かしい経歴の方なのですが、色々なところでインタビューや記事なども多いので、その方がどのような方で、どのような苦労をされてきたのかその片鱗に触れる機会はそう少なくないでしょう。

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記事の中で印象に残ったのは「影響力」「政治力」という言葉。自らを職人気質でコミュニケーションやマネジメントはどちらかというと苦手と分析する林さんが、できれば一人で黙々と何かを作っていたい気質であるらしいことは頷けます。ただ、同時にそんな人が大きなプロジェクトを動かしてきたということにも少なからず興味を持ちました。

記事の中で林さんは、一職人がプロジェクトに携われるのはごく一部で、それがもどかしくて、「経験とキャリア」を積み重ねて一職人からの脱却を図ったと言います。記事を読めば分かりますが、結構大胆なステップを踏んでらっしゃいます。その大胆なステップで得た「経験とキャリア」は「説得力」を生み、それが認められたら「影響力」となります。そしてその積み重ねと「情熱」で「政治力」を手にしてやっと大きなプロジェクトを納得いくようにまわすことができてくるとおっしゃっています。林さんはそれを理解し、血のにじむような挫折や努力を経て会得したのだと思います。また、「情熱」も大きな影響力を生む重要な要素だとも書かれています。これ、私が苦手な分野ですね。情熱を相手に伝えるのって本当に大変です。自分自身が陶酔する必要すらあります。アドレナリン全開で挑んで初めて伝わるように思います。

さて、一方「政治力」についてですが、職人気質の人は「政治と金」みたいなことを嫌う傾向にあると私自身は思っていて、私もどちらかといういとそういう人です。ただ、それらを大きく回していけない人はやはり、プロジェクトリーダーにはなれないんだな、ということはよく分かります。「お金のことは面倒なので携わるのはいやです」こういう人は大きなプロジェクトは任されないので、一職人としてプロジェクトに関わるというのもひとつの道だと思います。(え?私ですか?私は向いてなくてもプロジェクトリーダーになりたいです。)

こんなに良い案なのに、私の、俺のやっていることはこんなにいいことなのに、会社は認めてくれないと嘆いても何も生み出さないし、両者にとってマイナスにしかならない、という意味のことを書いていらっしゃったのですが、本当にそのとおりです。「影響力の無い状態で何を言っても無駄です。」は、はいぃっ!すみませんその通りです。(土下座)

愚痴は言うとすっきりするときもあるので、私は全面的に否定はしませんが、用法用量を守らなければ毒にしかならないと常々思っています。自分が認められないのが悔しければ認められるように動くか、居場所を変えるか、我慢するしかありません。上司が間違ってる、会社が間違ってると言ってみたって、負け犬の遠吠えにしかなっていないようなら、やはりその言葉に意味は無いのです。
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ということで、この記事を読んで少し自分の中で整理がついたのは、「職人気質でも、誰でもリーダーになれる」ということ。バンドでやるときにも、もっともっとリーダーシップを発揮せねばね。9月のCat Soupのテーマは「ロック」だぜ!

で、今後この手の自分が読んだ記事や書籍の備忘録的なものも描いていきますねー。みなさんも風邪には気をつけて!

しかし今後もロボとAI,VR産業は目が離せないなぁ〜ワクワク、と、思う相変わらずデジ女なヤンなのでした(数字嫌いの文系なのに)。
posted by ヤン・フレンジー at 19:19| Comment(0) | 音楽人のための仕事術